この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あおい風 あかい風
第9章 乱
目の前の 美しく しっとり汗ばんできた乳房に顔をうずめると 結月の匂いがする。温かみのある甘い匂い。欲情を掻き立てるのに 眠くなるようないい匂い。
結月の指が 湿った陽輝の髪を優しくかきまわす。
すっかり満足したのだから このままひとつになったまま寄り添っているのもいいな、と思いながらすべらかな背中を撫でているが 時折ひくひくと締めつけてくる結月の中を もっと味わいたいとも思う。
「初めてのオーガズムは どんなかんじだった?」
優しく笑いながら 陽輝が聞く。まるで料理の味でも聞くみたいに。
「びりびりしたものが固まりになって 盛り上がってくるみたいな、かんじ」
「それが こわかったの?」
「得体の知れないものに 支配されそうで こわかった」
頬が上気し 目が潤んでいるのに 真面目に答える結月が 愛おしい。もっと濃密な時間を過ごそう。
「自分で 腰を動かしてごらん」
一層、真面目な顔になり 「こう?」と前後に腰を動かす。従順な生徒だが ぎこちなくて 陽輝のペニスが押し出されそうになる。
いったい どんな性生活を送ってきたのか、とまた考えながら あらためて深く沈ませると「あん」と肩をすぼませる。
「気持ちよくなるように こんなふうに」
両手で腰をささえ持ち ゆっくり回すように前後に動かすと 「あぁぁ」と肩に顔をうずめてくる。
絹糸のような髪をかきわけ 結月を覗き込むと 目を閉じて 快感を受け入れている。
「やってごらん」
今度は左右に動かしたが やはりペニスがはずれそうなにる。溢れ出ている愛蜜のせいかもしれない。
「うまくできなくて ごめんなさい」
情けなさそうに言う結月の顔をはさんで キスしながら
「こんなにキスが上手だから いいよ」
結月の指が 湿った陽輝の髪を優しくかきまわす。
すっかり満足したのだから このままひとつになったまま寄り添っているのもいいな、と思いながらすべらかな背中を撫でているが 時折ひくひくと締めつけてくる結月の中を もっと味わいたいとも思う。
「初めてのオーガズムは どんなかんじだった?」
優しく笑いながら 陽輝が聞く。まるで料理の味でも聞くみたいに。
「びりびりしたものが固まりになって 盛り上がってくるみたいな、かんじ」
「それが こわかったの?」
「得体の知れないものに 支配されそうで こわかった」
頬が上気し 目が潤んでいるのに 真面目に答える結月が 愛おしい。もっと濃密な時間を過ごそう。
「自分で 腰を動かしてごらん」
一層、真面目な顔になり 「こう?」と前後に腰を動かす。従順な生徒だが ぎこちなくて 陽輝のペニスが押し出されそうになる。
いったい どんな性生活を送ってきたのか、とまた考えながら あらためて深く沈ませると「あん」と肩をすぼませる。
「気持ちよくなるように こんなふうに」
両手で腰をささえ持ち ゆっくり回すように前後に動かすと 「あぁぁ」と肩に顔をうずめてくる。
絹糸のような髪をかきわけ 結月を覗き込むと 目を閉じて 快感を受け入れている。
「やってごらん」
今度は左右に動かしたが やはりペニスがはずれそうなにる。溢れ出ている愛蜜のせいかもしれない。
「うまくできなくて ごめんなさい」
情けなさそうに言う結月の顔をはさんで キスしながら
「こんなにキスが上手だから いいよ」