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Memory of Night 2
第17章 台風接近

 そこで宵は言葉を止める。

「いや、手分けすんな。一緒に作業しろよ」
「え……宵」

 大山が慌てて名前を呼ぶ。

「停電とかあるかもしれないし、離れない方がいいだろ。それに明、前に台風怖いって騒いでなかった?」
「…………へ? いつ? そんなことあった?」

 明はけげんな顔で首を傾げた。台風が直撃した記憶があまりないし、そもそも高校在学中にそんなに大きな台風騒ぎはなかった気がするのだが。

「……ま、なんかあったら守ってもらえよ、大山に」
「そうだね、護衛一人いた方が安心だし」
「……護衛?」
「もういーよなんでも、それより雨が降ってくる前にさっさと終わらせるぞっ」
「はいはい」

 宵と晃はそのまま部屋を出て、外に向かう。

「あ、ありがとう! よろしくお願いしまーす!」

 明は階下に向かってそう声をかけ、そのあとどこか腑に落ちない顔をするのだった。

「……絶対あたしじゃないと思うけど。台風怖がってた女子」
「あ、はは。あいつ、違う女子と間違えてるのかな……」
「なんか今日の宵変じゃない? さっきも魚捌きながら、いきなり彼氏いるのかとか好きなタイプはどんなかとか聞かれたんだよね」
「ぶーっ」
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