この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Memory of Night 2
第27章 コンセプト

 誤解も解け、ようやく四人は本題へと移った。
 先ほどのトートバックから取り出していたクリアファイルの中をめくり、春加が改めて何枚かの紙をテーブルに並べた。

「んじゃ、改めて詳細を説明するな。まず日にちだけど、十二月二九日から三一日までの三日間だ」
「マジで年末じゃん」
「場所は?」
「ーー」

 春加がそこを告げると、沈黙が流れる。
 おもいきり東北だった。
 宵と晃は二人で顔を見合わせ、スマホで地名を調べる。山、というだけあって、聞いたことのない場所だった。
 例えば県庁所在地や観光名所という感じでもないらしい。

「いや、ここって」
「ずいぶん雪が降る地域みたいだけど?」

 ほぼ同時に検索は終了し、晃が自分のスマホを春加に向かってテーブルに置いた。

「おまけに周り、店や住宅もない」
「そりゃ、土方さんの別宅だからね。避暑地として利用するつもりで建てた場所らしいから、寒い地域なのは仕方がないでしょ」
「別宅とはいえ、なんつー辺鄙な場所に建ててんだよ、あのおっさん。マジで金持ちの考えることはわかんねー」
「当日は電車で別宅の最寄り駅まで行って、そこからは土方さんが手配してくれるバスで行くから。駅にさえ集合してくれればいい。もちろん旅費はこっち持ち。時間もあとで決めて、連絡する。ーーはい、質問は?」
/518ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ