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Eat me 完熟媚肉と秘蜜のレシピ
第1章 1皿目
「…挿れるよ? 大丈夫。俺を信じて」

「まっ、待ってまって!! ストップ!! ゴム!! ゴム忘れてるから、それ付けてからでも!!」

 結婚して四年が経ち、まだ子作りもしていない私達の間に避妊という選択肢はない。年齢のことも考えると産める時に産みたいし、経済的にも問題ない。それでも咄嗟にゴムという単語が口から出たのは、少しでも覚悟を決める時間が欲しかったからに他ならない。それ程に私は洲の励ましがあっても緊張していた。

「…いらないよ。俺達夫婦だろ? 子供だって、まだ…なんだし…栞は子供欲しくないの?」

「卑怯だよ。その質問。そんなの…欲しいとしか言えないじゃない」

 年齢。結婚期間。レス…誰かに直接責められている訳でもないのに、重くのし掛かってくる既婚者の社会的重圧。いつだって息苦しくて、逃げ出したくなるその言葉達を盾に、洲は夫の立場を使って、避けられない問題に立ち向かうのは今だと体裁よく諭す。ただ生でヤりたいだけ…そんな下心が見え透いているのに、心のざわつきを覚えつつ私もそれがいいと、卑劣な夫のビターな甘言に乗せられてしまいそうになる。

「ね。いいでしょ? 久し振りの昂りなんだ。人工物なんかに邪魔されたくないんだよ」

 もう洲のが入口まで侵入し始めている。ここまで来たら男としてもう歯止めがきかないこと位、分からない私じゃない。でも私は自ら誘っては望んでいたにも関わらず、いざその時を迎えると臆病になって弱々しい抵抗をしてしまう。

「待って!! それ以上はダメ!! 一回落ち着いて話そ!! ほらここ玄関だしベットに移動してからでもー」

「ごめん。もう我慢できない」


 股先からずろろろといった、僅かな摩擦音が聞こえてくる。

 壁を滑る音に続いて、長年の未使用からすっかり弛んでしまった私の女の証が、男の証に触発されて、本来持つ伸縮性を引き出される。

 やや楕円に近い円筒形に引き伸ばされた膣は、かつて体感した夫の形を今一つ思い出せないらしく、ぴっちりと張り付いて私にその窮屈さを伝える。

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