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Eat me 完熟媚肉と秘蜜のレシピ
第1章 1皿目
「いいっ!! 痛い痛いいたい!! 待って!! それ以上は無理だってぇえ!!」

「栞、体硬すぎ。漫画頑張るのは応援するけど、せめて体のメンテナンス位は自分でしないと。良いお肉も柔らかくしなきゃいけないのと同じ様に、日々のストレッチを心掛けないと折角の良いカラダが台無しだよ?」

「わ、私は肉なんかじゃない。変なこと言ってないで、早く降ろしてよ!! 痛くてはち切れそうなの!!」

「何言ってるんだ。このまま放って置いたら、どんどん硬くなる一方じゃないか。お肉を柔らかくするには、まず叩かないと…ね。おしおき、始めよっか」

 人を絶望の淵に突き落とすのを悦とする悪魔の様に、洲は粘っこくそう言い放つと、私の意思など目にもくれずにぐっしょりと濡れた鼠径部に手を触れる。男性の体温を持ってしてもひやりと冷たく感じるその手で、洲は内股へと滑らせ、そのままOラインへと指圧していく。体が硬いとさっき言われたけど、それを証明するかのように腱が強く張っているのが痛みを介して分かる。

「あづっ!! いやぁ…今、入れちゃ、だめ…」

「安心して。おしおきだって言ったけど、ガチガチの体のまま挿れたりしないから。俺も栞も気持ちよくないし。ちんぽ挿れるのは…マッサージが終わってからな」

 「乱暴にしないから。ね」と言いながら、洲は指圧を再開する。ふくらはぎや太股を円を描くように手のひらでマッサージしながら、腱の張り具合を確認する。最初はどこを押されても激痛しかなかったのに、洲のマッサージ師顔負けの手捌きによって、程なくして股関節が楽になっていく。

「ふっ…はあ…ひっ…」

 痛覚からくすぐったい感覚に変わる頃には、私も暴れることなく洲の為すがままにされ、棘のある声が甘い吐息に変わっていった。それを間近にした洲は指を二本、親指と人指し指をショーツの隙間に入れて、ラビアのひだを摘まむと、縁をなぞるように指の腹を滑らせていく。挿入とは違うつるつるとした異質の感覚に、思わず腰が浮いてしまい、ひだが引っ張られて痛みがぶり返す。
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