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Eat me 完熟媚肉と秘蜜のレシピ
第1章 1皿目
「ひっ!! …洲? いや。来ないで…そんなの、入れられたら…」

 今目の前に突きつけられている物は、本当にさっきまで私の中に入っていた物と同じなのだろうか。明らかに先程よりもその太さを増し、びんびんに張りつめた洲のペニスは、まるで何かの寄生生物に侵食されたかの様に、青黒い管達に覆われている。その根元には寄生主と思われる二つの宿り木が、旬を迎えた果実の様に瑞々しく丸々と膨らんでいた。

 あの中身全てが私を孕ませる子種達…そう思ったら恐怖からか願望からか、生唾がどっと溢れだし、息苦しさからごくりと大きく喉を鳴らして飲み込んでしまった。洲の剛棒が僅かに痙攣し、手のひらで陰茎を覆っては一擦りすると、その凹凸の感触が酷く心地よかったのか、淫気にあてられたような恍惚な笑みを満面に浮かべる。

「ああ…栞…しおりぃ…君はどうしてこうそんなに…こんなの生殺しだよ…早く挿れさせておくれ。もう我慢できないよ」

 あんな物を入れられたら裂けてしまう。性欲丸出しで迫る洲に、私は背後のコンロ下の棚戸に押さえつけられないようにと、洲のカラダを拒むように胸板を両手で押し返す。だが洲にはその行動がお見通しだったのか、私のなけなしの抵抗を逆に利用して、手首を掴んで引っ張っては私をキッチンから少し離れた所まで引きずっていく。

「いやぁあ!! やめてって、きゃあ!! 」

 発情がピークに達して理性などとうに失せているはずなのに、洲はガラス片で私の体が傷つかないようにと遠くに連れていき、優しい夫の一面を見せてくれた。

 …そう思ったのは錯覚だった。最低限の身の安全を確保した雄のケダモノは、乱暴に私の背中を力任せに押して床に突き倒し、背後に覆い被さっては何の躊躇いもなく凶器を私の膣内に捩じ込んだ。
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