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Eat me 完熟媚肉と秘蜜のレシピ
第2章 2皿目
「…はいはい。しょーろんぽーですね。おひとつでよろしいでしょうか?」
「うん!! それでいいよ!! あとは大丈夫だから!!」
「…本当によろしいんですね? 二言は無いですね?」
「うんうん!! よろしくね!! さーて今日の差し入れは…っと」
詮索される前に早々に話題を切り替えようと、私は目の前の差し入れの紙袋を勢いよく開ける。貰う身として贅沢は言えないけど、店長の差し入れは基本的に店の余り物なので、毎度の如くあまり良い物は入っていない。今日もいつも入っている胡麻団子と熟成と腐敗の間にいる柔らかめのライチが入っていた。
だけど今日はそれだけじゃなかった。
いつもの差し入れが霞む程に、巨大なみの虫みたいな丸い物体がごろごろと敷き詰められていて…
「きゃ、きゃあぁああ!! 虫!! むしぃ!!」
「ビックリしたなぁもぉー。いきなり叫ばないで下さいよ。知らないんですか? ピータン。最近お客さん少なくて余ったそうで」
「ぴー、たん? へぇ、可愛い名前。ヒヨコみたい。なんか木みたいのまとってるいるから、みの虫かと思ちゃった」
「なんだ。やっぱり知ってるんじゃないですか」
瀨尾君のジョークだと気付けない私は再び絶叫し、紙袋を勢いよく放り投げてしまう。最も信頼を寄せているアシスタント君は卒倒しそうな私には眼もくれず、反射的に紙袋を両手でキャッチする。私は机の縁にぶつかった痛みで、気絶しそうな意識をなんとか保つことができた。
「うん!! それでいいよ!! あとは大丈夫だから!!」
「…本当によろしいんですね? 二言は無いですね?」
「うんうん!! よろしくね!! さーて今日の差し入れは…っと」
詮索される前に早々に話題を切り替えようと、私は目の前の差し入れの紙袋を勢いよく開ける。貰う身として贅沢は言えないけど、店長の差し入れは基本的に店の余り物なので、毎度の如くあまり良い物は入っていない。今日もいつも入っている胡麻団子と熟成と腐敗の間にいる柔らかめのライチが入っていた。
だけど今日はそれだけじゃなかった。
いつもの差し入れが霞む程に、巨大なみの虫みたいな丸い物体がごろごろと敷き詰められていて…
「きゃ、きゃあぁああ!! 虫!! むしぃ!!」
「ビックリしたなぁもぉー。いきなり叫ばないで下さいよ。知らないんですか? ピータン。最近お客さん少なくて余ったそうで」
「ぴー、たん? へぇ、可愛い名前。ヒヨコみたい。なんか木みたいのまとってるいるから、みの虫かと思ちゃった」
「なんだ。やっぱり知ってるんじゃないですか」
瀨尾君のジョークだと気付けない私は再び絶叫し、紙袋を勢いよく放り投げてしまう。最も信頼を寄せているアシスタント君は卒倒しそうな私には眼もくれず、反射的に紙袋を両手でキャッチする。私は机の縁にぶつかった痛みで、気絶しそうな意識をなんとか保つことができた。