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Eat me 完熟媚肉と秘蜜のレシピ
第2章 2皿目
「げほっ!! はぁ…ふぅ…や、やっぱり腐ってるじゃない。よくもこんなもの…うっ!!」
「あれ? まだ早かったかな。栞がお風呂でオナニー始めちゃう前に剥いたから、丁度食べ頃だと思ったんだけどな…アンモニアが抜けきれてなかったか。でも味は良かったでしょ?」
洲の言う通りだった。見た目に反して味に関しては想像を裏切る程に美味しかった。熟成されたような濃厚でねっとりとした旨味は、腐敗と発酵は紙一重なんだということを再認識させるには充分だった。そういえば、いつだったか納豆を勧められた時も同じようなことが…
「え…ちょ。けほっ。ちょっと。いま、なん、て…うっ!!」
おな…にー?
今、オナニーって言った?
「え? なんて言ったの? …はぁ。全く…いくら臭いからって、まともに息もできないなんて、ちょっと大袈裟じゃない?」
聞き捨てならないことを問いただしたいのに、臭気に敏感な私は、まるで唐辛子を丸かじりした時の様に息も絶え絶えになってしまい、まともに喋ることができない。それでもあんな恥ずかしい姿を見られていたなんて、でまかせだと信じたくて、異臭で頭を傷付けながらも何とか声をだそうとする。
「だからっ!! うむぅ!! ふぇ…むじゅ!! はへぇえ!!」
必死に声を出そうと口を目一杯開いた瞬間、洲は待ってましたと言わんばかりに近寄り、唇を重ねると同時に舌を捩じ込んでくる。ぷにぷにした感触なのにざらりとした舌触りを持つそれは最初、先端でちろちろと私の舌先に触れてはこねくり回すように挨拶を済ませると、先程までの遠慮が嘘のように舌表面や歯茎の隅々を目が細かく分厚い鮫肌で掃除していく。
歯茎を這っていった後に残る、歯の根元の形をイメージさせる余韻も。無数の微細な繊維っぽい何かが触れ合っては弾かれるフロッピーキスも。狭い口内を蠢くその動きの全てが、ピータンの臭気とは比べ物にならない刺激を脳に与えてきて、身体が痺れて動けない私はただ幼稚な喘ぎ声を漏らすことしかできず、動かせない喉から溢れ出る唾液が涎となって口角をつたっていく。
「あれ? まだ早かったかな。栞がお風呂でオナニー始めちゃう前に剥いたから、丁度食べ頃だと思ったんだけどな…アンモニアが抜けきれてなかったか。でも味は良かったでしょ?」
洲の言う通りだった。見た目に反して味に関しては想像を裏切る程に美味しかった。熟成されたような濃厚でねっとりとした旨味は、腐敗と発酵は紙一重なんだということを再認識させるには充分だった。そういえば、いつだったか納豆を勧められた時も同じようなことが…
「え…ちょ。けほっ。ちょっと。いま、なん、て…うっ!!」
おな…にー?
今、オナニーって言った?
「え? なんて言ったの? …はぁ。全く…いくら臭いからって、まともに息もできないなんて、ちょっと大袈裟じゃない?」
聞き捨てならないことを問いただしたいのに、臭気に敏感な私は、まるで唐辛子を丸かじりした時の様に息も絶え絶えになってしまい、まともに喋ることができない。それでもあんな恥ずかしい姿を見られていたなんて、でまかせだと信じたくて、異臭で頭を傷付けながらも何とか声をだそうとする。
「だからっ!! うむぅ!! ふぇ…むじゅ!! はへぇえ!!」
必死に声を出そうと口を目一杯開いた瞬間、洲は待ってましたと言わんばかりに近寄り、唇を重ねると同時に舌を捩じ込んでくる。ぷにぷにした感触なのにざらりとした舌触りを持つそれは最初、先端でちろちろと私の舌先に触れてはこねくり回すように挨拶を済ませると、先程までの遠慮が嘘のように舌表面や歯茎の隅々を目が細かく分厚い鮫肌で掃除していく。
歯茎を這っていった後に残る、歯の根元の形をイメージさせる余韻も。無数の微細な繊維っぽい何かが触れ合っては弾かれるフロッピーキスも。狭い口内を蠢くその動きの全てが、ピータンの臭気とは比べ物にならない刺激を脳に与えてきて、身体が痺れて動けない私はただ幼稚な喘ぎ声を漏らすことしかできず、動かせない喉から溢れ出る唾液が涎となって口角をつたっていく。