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Eat me 完熟媚肉と秘蜜のレシピ
第1章 1皿目
「うん…うん!! それいいかも!! そのアイデアいただき!! さすが大将!!」
「よかったッスね。協力的な参謀が近くにいてくれて。これを機に筆が進んでくれれば、こっちも楽になるんですけどね…くれぐれも余計なことはしないで下さいよ? さっ、もういいでしょ。 早く原稿描いて下さい。本当に間に合わなくなりますよ」
一件落着した所で私は瀨尾くんの言う通り目の前の仕事に取りかかる。どんな理由であれ、この業界では締切遵守が鉄則。たかが一作者の個人的な悩みで遅らせることなんて許されない。幸い、彼のおかげで描く気力も湧いてきた。後は自分次第だと言い聞かせると、八畳一間の空間にピンと張りつめた空気が漂い始める。
「そんなことしなくてもあんたなら…」というぼやき声が聞こえた気がしたけど、一度入った集中モードを切らす訳にはいかず、私達は瀨尾くんが上がるまで一言も喋ることなく筆を進め続けた。
「よかったッスね。協力的な参謀が近くにいてくれて。これを機に筆が進んでくれれば、こっちも楽になるんですけどね…くれぐれも余計なことはしないで下さいよ? さっ、もういいでしょ。 早く原稿描いて下さい。本当に間に合わなくなりますよ」
一件落着した所で私は瀨尾くんの言う通り目の前の仕事に取りかかる。どんな理由であれ、この業界では締切遵守が鉄則。たかが一作者の個人的な悩みで遅らせることなんて許されない。幸い、彼のおかげで描く気力も湧いてきた。後は自分次第だと言い聞かせると、八畳一間の空間にピンと張りつめた空気が漂い始める。
「そんなことしなくてもあんたなら…」というぼやき声が聞こえた気がしたけど、一度入った集中モードを切らす訳にはいかず、私達は瀨尾くんが上がるまで一言も喋ることなく筆を進め続けた。