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熟女と少女の間には(若妻の公認交尾報告パート1)
第2章 嫉妬
そして、なによりももはや互いの異性への嫉妬、特に私の浅ましいばかりの嫉妬心は跡形もなく消え失せ、それどころかすべてを赦すことからこの営みは始まっているために、浮気の心配それ自体が永遠の彼方へと飛び去ってしまったのだ。
歪んだ愛情確認の仕方だと言われれば、確かにそうなのかもしれないが、少なくとも私たちの愛の絆がさらに深まったことだけは間違いない。
この秘密の営みが生まれたのは、いまからちょうど一年前のある出来事をきっかけとしている。
私と美香は、世界的にも有名な医療機器メーカーの営業部に属した共働き夫婦である。
美香三十二歳、私三十八歳、結婚五年目のつまりは社内恋愛で生まれたカップルというわけだ。
但し、私の職場は都内城西地区を受け持ち、美香の支社は城南地区を持ち場としている。互いに給料の出所は同じでも勤務地は異なる。
しかも異動頻繁な我が社においても美香とはいまだ過去一度も職場を同じくしたことがない。
結婚前もそうだったが結婚後のいまもそうで、勤務先が違う以上、同僚とか上司部下といったイメージは我々にはない。
むしろ互いに別々の会社に勤めているといった感覚のほうが近いのかもしれない。
しかし、その意識を払拭させる機会が年に数回ある。営業部全国連合大会だ。
このときばかりは日本中の支社から老若男女様々な営業マンがここ首都圏に吸い寄せられ、いかに多くの仲間たちが全国に広がっているのかを改めて実感させられる。
もっとも連合大会とはいえ、その実体はただの宴会にすぎない。ベテランにとっては懐かしい面々との親睦会、若い男女の営業マンにしてみれば、合コン感覚で捉えているむきも多いはずだ。
私自身、美香との出会いもここにあって、この場を媒介としていったいどれほどのカップルが日本中に誕生したことか。
もちろん結婚五年目の我々夫婦は、ベテラン組に酒席を置かれ、若い男女の軽快なやりとりを尻目に、ひたすら年長者同士の親睦に努めるのがここ数年の常であった。
ところが昨年のこの夏の大会。よりによって、まさかこの大会が私たち夫婦にこれほどの大きな変革と、そして豊穣の実りをもたらすとは……。
歪んだ愛情確認の仕方だと言われれば、確かにそうなのかもしれないが、少なくとも私たちの愛の絆がさらに深まったことだけは間違いない。
この秘密の営みが生まれたのは、いまからちょうど一年前のある出来事をきっかけとしている。
私と美香は、世界的にも有名な医療機器メーカーの営業部に属した共働き夫婦である。
美香三十二歳、私三十八歳、結婚五年目のつまりは社内恋愛で生まれたカップルというわけだ。
但し、私の職場は都内城西地区を受け持ち、美香の支社は城南地区を持ち場としている。互いに給料の出所は同じでも勤務地は異なる。
しかも異動頻繁な我が社においても美香とはいまだ過去一度も職場を同じくしたことがない。
結婚前もそうだったが結婚後のいまもそうで、勤務先が違う以上、同僚とか上司部下といったイメージは我々にはない。
むしろ互いに別々の会社に勤めているといった感覚のほうが近いのかもしれない。
しかし、その意識を払拭させる機会が年に数回ある。営業部全国連合大会だ。
このときばかりは日本中の支社から老若男女様々な営業マンがここ首都圏に吸い寄せられ、いかに多くの仲間たちが全国に広がっているのかを改めて実感させられる。
もっとも連合大会とはいえ、その実体はただの宴会にすぎない。ベテランにとっては懐かしい面々との親睦会、若い男女の営業マンにしてみれば、合コン感覚で捉えているむきも多いはずだ。
私自身、美香との出会いもここにあって、この場を媒介としていったいどれほどのカップルが日本中に誕生したことか。
もちろん結婚五年目の我々夫婦は、ベテラン組に酒席を置かれ、若い男女の軽快なやりとりを尻目に、ひたすら年長者同士の親睦に努めるのがここ数年の常であった。
ところが昨年のこの夏の大会。よりによって、まさかこの大会が私たち夫婦にこれほどの大きな変革と、そして豊穣の実りをもたらすとは……。