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熟女と少女の間には(若妻の公認交尾報告パート1)
第4章 背徳と嫉妬の間には(二回目の貸出し、初のビデオ報告)
 妻にはビデオ撮りのことなど一切話していない。この時点で拒否されてしまえばすべてが水泡に帰してしまう。ここから先はぶっつけ本番、あとはもう脇田に任せるしかなかった。


 そして、私と美香の二人の秘め事を記録したマル秘映像を収めたメモリーカードを脇田に送ってから一週間後の金曜日、いよいよそのときがきた。


 一応彼女の自尊心に配慮して、私は大義名分も作っておいた。


 パソコンに必要なデータを脇田の元に取りに行って貰う、というものだった。無論、携行による手渡し意外を禁じられた貴重なデータだとも付け加えている。


 あからさまな情事行きよりは、幾分でも罪悪感や嫌悪感が薄れてくれることだろう。


 幸いカメラまで送る必要はなかった。それは向こうでも調達できるということで、私たちはそれぞれ仕事を終えてから東京駅で待ち合わせ、私は、新幹線のホームから単身妻だけを名古屋へ向けて送り出した。


 傍目には駅のホームで別れを惜しむ親密なカップルのように映っていたことだろう。


 確かにそれも一つある。しかし、その裏に隠された真実をいったい誰が想像できるだろう。


 自分の最愛の妻を昔の恋人に抱かせるために笑顔で見送っているバカな男が目の前のこいつだと、いったい誰が想像つくだろうか。


 黄色く色づいた落ち葉が時折舞い上がるなか、私は切ないようなやりきれないような、それでいて待ち遠しいようなわくわくするような、とても複雑な心境で見送っていたのをいまでも鮮明に覚えている。





 その夜、私は久しぶりにあの燃えるような嫉妬の炎に心を乱していた。


 いま二人は何をしているのだろうか。駅地下の弁当屋で買ってきた冷めた駅弁を食べているいまこのときにも、二人は美酒を酌み交わし、美味しい鍋料理に舌鼓でも打っているのだろうか。それともすでに下半身剥き出しで互いの発情し、糜爛した性器を深く結合し、ぬめった摩擦の快感に酔いしれてでもいるのだろうか。


 私は悶悶としていた。テレビをつけてもすぐに消した。


 風呂に入りかけたが風呂も止めた。酒を呷ったが旨くない。駅弁は結局食い散らかして、そのままテーブルの隅に追いやった。


 何度時計を見たことか。その度にイライラは余計に募り、私は自分の愚かしさにほとほと愛想が尽き、嘆かわしくもあった。
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