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Kiss Again
第2章 お持ち帰り
おれのペースでは うまく歩けない愛美が
「周くん 戻ってきてくれたんだ。ホテル 行く?」
はぁーーー
世の中 まともなの おれだけ?
タクシーを拾って 押し込んだ。
「ちゃんと帰れよ」
ドアは閉まったが 動き出さない。
しばらくすると ドアが開いた。愛美が降りようとする。
「なにやってんの?」
「家には 帰らない」
タクシーのドアのところで 押し問答してたら 運転手が 迷惑そうに
「どーするんですか?」
仕方なく乗り込んで 自分のマンションの住所を言った。
世紀のバッドタイミングだ、と 観念した。
安心したように 隣の愛美が肩に寄りかかってくる。緑色の髪が 頬にあたる。肩に感じる愛美は 妙に軽い。そっこー 眠ってしまった。
マンションに着いて 料金を支払っても 愛美は起きない。
運転手は マックス 機嫌が悪い。
どーにかこーにか 愛美を引きずり出し 背負った。
おれ 自分の彼女にも こんなことしてやったこと ないんだけど。
「周くん・・・きもちわるい・・・」
「おいっ ぜーったい はくなよっ」
「周くん 戻ってきてくれたんだ。ホテル 行く?」
はぁーーー
世の中 まともなの おれだけ?
タクシーを拾って 押し込んだ。
「ちゃんと帰れよ」
ドアは閉まったが 動き出さない。
しばらくすると ドアが開いた。愛美が降りようとする。
「なにやってんの?」
「家には 帰らない」
タクシーのドアのところで 押し問答してたら 運転手が 迷惑そうに
「どーするんですか?」
仕方なく乗り込んで 自分のマンションの住所を言った。
世紀のバッドタイミングだ、と 観念した。
安心したように 隣の愛美が肩に寄りかかってくる。緑色の髪が 頬にあたる。肩に感じる愛美は 妙に軽い。そっこー 眠ってしまった。
マンションに着いて 料金を支払っても 愛美は起きない。
運転手は マックス 機嫌が悪い。
どーにかこーにか 愛美を引きずり出し 背負った。
おれ 自分の彼女にも こんなことしてやったこと ないんだけど。
「周くん・・・きもちわるい・・・」
「おいっ ぜーったい はくなよっ」