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Kiss Again
第4章 もつれた糸
 髪を バスタオルでごしごししながら バスルームを出てみると 愛美は リビングの椅子に膝をかかえて座っていた。目が合うと ふわり、と笑う。幸せいっぱい、という感じの笑いじゃあない。

 冷蔵庫から缶ビールを取り出し ひとくち飲んで 愛美に渡す。
 愛美もひとくち飲むと 笑いながら返してくる。
 「大丈夫?気分 悪くない?」

 大丈夫。
 おれの女、だとか 思ってないから。

 「うん。大丈夫」

 少し前に ここではしゃいでカップ麺を食べていた時とは 明らかに違う。

 もしかして
 後悔してる?

 もう一度 ビールを差し出すと 笑いながら 首をふった。

 そんな笑顔だったら いらねぇ。。。

 缶ビールを飲み干し 「寝るかっ」

 「一緒に 寝てもいい?」

 えっ。。。
 それ以外に どうすればいいの?
 なんで そんなに不安そうに聞くの?

 「襲わない?」
 「えぇーーーっ わかんなぁい」

 やっとほんものの笑顔だ。

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