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Kiss Again
第7章 横浜にて
 土曜日の高速は 意外と空いていた。 思ったより早く着けるかも。
  愛美は ほとんどしゃべらない。

 「鍵、替えてもらった方がいいよ」
 「うん」

 管理会社に電話しているようだ。 ときどき会話が途切れるようで なかなか話が終わらない。
 「トンネルにはいるよ」
 「また かけなおします」

 ため息つく愛美に 「駄目だって?」
「ううん。そうじゃあなくて。理由がはっきりしないと すぐには無理だって」
「悪い男に つきまとわれている、って いえば」

 鍵を渡した男が 悪い男だったなんて いいにくい、よな。

 「当分 トンネル ないよ」

  愛美は また管理会社に電話し
 「以前 つきあっていた人が 勝手に部屋に入ったり 中で待ち伏せしていて 乱暴をしたり 部屋を荒らしたり 物を 持ち出したりして 困っている。警察にも相談しようかと思っている」 のような 赤裸々な告白が続いた。


 ちょっと驚いて え? そーなの? みたいに 愛美のこと見たら
 「月曜日に 鍵を替えてくれる、って。極悪人を登場させたら 効果的面だった」

 おれは 笑った。
  さすが 髪を緑色にするような子だと思って おかしかった。

 「おかしいこと 言った?」


 なんか。 ごめん。 おれ めろめろ。
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