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Kiss Again
第9章 朝になる
目が醒めると 隣で眠る愛美は 黒いTシャツを着ていた。
それを見ると あれは夢だったのだろうか、と思った。
いや。 おれはなにも着ていない。
愛美は 眠る前にTシャツを着たのか。 ハーフパンツもはいている。
あの後 眠れなかったのだろうか。
おれの胸のあたりに緑色の頭がくっついている。
規則正しい寝息が かすかに聞こえる。
どーする・・・?
愛美を起こさないように ベッドを抜け出した。
落としたコーヒーをブラックで飲みながら 愛美が起きるまで 何も始まらないような気がしていた。 世界も目を醒まさないような。
こんな感情は しばらくぶりのことで もてあましてしまう。
恋人だったら もう一度ベッドに戻って 後ろから抱きしめる。
でも 恋人じゃあないし。
朝になっても 愛美が応えてくれるのかどうか わからない。
しばらく緑色の頭を眺めていたら 突然 起き上がった。
周りを見回し おれを見つけると
「いた・・・」
と言う。
それ・・・ どーよっ・・・
それを見ると あれは夢だったのだろうか、と思った。
いや。 おれはなにも着ていない。
愛美は 眠る前にTシャツを着たのか。 ハーフパンツもはいている。
あの後 眠れなかったのだろうか。
おれの胸のあたりに緑色の頭がくっついている。
規則正しい寝息が かすかに聞こえる。
どーする・・・?
愛美を起こさないように ベッドを抜け出した。
落としたコーヒーをブラックで飲みながら 愛美が起きるまで 何も始まらないような気がしていた。 世界も目を醒まさないような。
こんな感情は しばらくぶりのことで もてあましてしまう。
恋人だったら もう一度ベッドに戻って 後ろから抱きしめる。
でも 恋人じゃあないし。
朝になっても 愛美が応えてくれるのかどうか わからない。
しばらく緑色の頭を眺めていたら 突然 起き上がった。
周りを見回し おれを見つけると
「いた・・・」
と言う。
それ・・・ どーよっ・・・