この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Kiss Again
第11章 岩田の恋バナ
「お前 仲村の連絡先 知ってる?」
 やっと 言えた。

 でれでれだった岩田が 突然 エリート特有の知的な鋭い視線に変わり
 「いや。 でも 知っていたとしても お前には 教えない」

 「えっ なにっ それっ?」

 岩田は 恐い顔をして 体ごとのおれ方に向き直った。いいネクタイしてるよな。


 「おれも 大概 にぶいけど お前は そーーーとーーーにぶい、よな」
 「なんだよ?」

 「お前、なぁ ほっんと 気づいてないの? 愛美ちゃんが お前のこと すきだったこと」

 ぽ・か・ん だった。


 「はぁぁぁ おめでたいヤツ。まっ あの頃 お前は カズコちゃんのお尻を追いかけるのに忙しかったから 気づかないのも無理ないか」

 カズコ?
 加奈子のことかなぁ?

 同じバスケ部で Eカップで ジャンプするたび大きな胸がユッサユッサして。確かに おれは加奈子に夢中だった。今から思うと 加奈子に夢中だったのか おっぱいに夢中だったのか さだかではない。

 おれの初めての相手。

 「そういゃあ カズコちゃん」
 かなこ、だろっ
 「体育の岡田と結婚したらしいぞ」
 「えっ。あの イケメン君?」

 岡田先生は 大学出たての 色黒のイケメン体育教師だった。女子バスケ部の副顧問をやっていて 女の子は キャーキャーいっていたものだ。 背はそれほど高くなかったが 俳優のTに似たイケメン君だった。

 加奈子は おれが初めてだと言っていたけど 違う、と思っていた。その頃から 岡田先生が怪しいとは思っていたが こうもあからさまに真実を突きつけられると 却って腹がたたないものだ。


/121ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ