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Kiss Again
第12章 再び スターダスト
しばらく 同席の人達と話した後 愛美の友達、莉央ちゃんは スマホを持って おれの隣に戻ってきた。
「ごめんなさい。 今日は わたしの送別会もどきなもので」
「寿退社、ですか?」
「えっ?」
「さっき 名前が変わるって 言っていたでしょう?」
「無駄に 鋭いですね」
なんで おれ 怒られているの?
「でも あゆは 秘書課に移動になったから ここには来ません」
へぇ・・・
経理じゃあ なくなったんだ。
この子に 愛美の連絡先 聞いたら もっと 怒るかなぁ。
教えてくれないだろうな。。。
莉央という女の子のスマホが マナーモードで振動した。
「ごめんなさい。 ちょっと」
電話に出ると なにやら 結婚式の打ち合わせっぽい話をしている。
こんなに忙しそうなのに おれのことなんか 放っておいてくれればいいのに。
「じゃあ 画像 送るから」 と電話を切ると 「もうちょっと ごめんなさい」 カウンターの上で スマホをスワイプさせ始めた。
おれは どのタイミングで 帰る、と言おうかと ぼんやり莉央ちゃんが画面をスワイプさせる指先を見ていた。
「えっ・・・ えっ・・・ なにっ?」
思わず カウンターからスマホを取り上げていた。
「ちょっとぉ なにするのよぉ!」
奪い返そうとする莉央ちゃんの手を 無意識に払いのけながら 夢中で 画像を見た。 今、の、 なにっ?
おれが 見つけたものは 緑色の髪がのぞく 愛美の首から肩にかけての写真。
ほっそりとした愛美の首に 黒紫色のくっきりとした線が ぐるりとめぐっている。
その様子を 角度を変えて 何枚も 何枚も。
左肩に ぽつんと あざがある。
多分・・・ いや きっと・・・ いや 絶対・・・
おれがつけたキスマーク。
「ごめんなさい。 今日は わたしの送別会もどきなもので」
「寿退社、ですか?」
「えっ?」
「さっき 名前が変わるって 言っていたでしょう?」
「無駄に 鋭いですね」
なんで おれ 怒られているの?
「でも あゆは 秘書課に移動になったから ここには来ません」
へぇ・・・
経理じゃあ なくなったんだ。
この子に 愛美の連絡先 聞いたら もっと 怒るかなぁ。
教えてくれないだろうな。。。
莉央という女の子のスマホが マナーモードで振動した。
「ごめんなさい。 ちょっと」
電話に出ると なにやら 結婚式の打ち合わせっぽい話をしている。
こんなに忙しそうなのに おれのことなんか 放っておいてくれればいいのに。
「じゃあ 画像 送るから」 と電話を切ると 「もうちょっと ごめんなさい」 カウンターの上で スマホをスワイプさせ始めた。
おれは どのタイミングで 帰る、と言おうかと ぼんやり莉央ちゃんが画面をスワイプさせる指先を見ていた。
「えっ・・・ えっ・・・ なにっ?」
思わず カウンターからスマホを取り上げていた。
「ちょっとぉ なにするのよぉ!」
奪い返そうとする莉央ちゃんの手を 無意識に払いのけながら 夢中で 画像を見た。 今、の、 なにっ?
おれが 見つけたものは 緑色の髪がのぞく 愛美の首から肩にかけての写真。
ほっそりとした愛美の首に 黒紫色のくっきりとした線が ぐるりとめぐっている。
その様子を 角度を変えて 何枚も 何枚も。
左肩に ぽつんと あざがある。
多分・・・ いや きっと・・・ いや 絶対・・・
おれがつけたキスマーク。