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離島性体験 〜M男君〜
第2章 1986年に5月に起きた悲劇
明代は顎を突き出し卓郎に顔についた精液を拭きとらせると、卓郎は言った。

「明代さん大丈夫?」

その声に明代は反応してしまった。

しかし明代は思い止まった。卓郎は明代を(先生)と呼ぶことに抵抗を感じていた。明代と卓郎は先生と生徒の関係と同時に恋心を抱いてしまった。

明代は生徒としての卓郎と恋人としての卓郎との関係を一緒には選びたくなかった。

「明代さん」

そう呼ぶ卓郎に明代は反応してしまった。

「僕は大丈夫です」

明代は卓郎の緊張した顔を見て反応した。女性として男を見る目でみていた。

「あッ明代さん。キッキスッしてもいいですか?」


明代は自分だけが卓郎に夢中になってるのかと思っていた。誘ってくれた卓郎に安堵の表情を浮かべる。明代さん。その声に明代は胸を熱くした。


明代は膝をついたまま頷いて待った。震える唇に卓郎の唇が重なった。湿ったキスは心地よく記憶に残るキスになった。


「嬉しいよ。卓郎。キスしてくるから。」

卓郎の顔がしわくちゃになって恥ずかしそうにすると可愛い幼さの残る顔が手放せなった。

「寝ようよ。卓郎。」

明代に返事をする卓郎は少し寂しくなった顔をした気がする明代だった。

「こっち、こっちにおいでよ。近づいて卓郎、、」

明代は心中で思っていた。

(今日しかできないよ。私もあなたも違うところに行かないといけない。だから今日だけは近くにいてよ。離れないでよ。)

「ねぇ、卓郎、また私の胸で寝てほしい。いい?」

明代が卓郎に言うと卓郎は恥ずかしそうに明代の胸に顔を納めた。明代は卓郎に明代の服の中に手を入れさせ、明代の背中を抱きしめさせた。

明代はそれでも足りないから卓郎の股の間に足を入れて体温を感じた。

(それでもまだ足りない。)

明代の想いが卓郎のたった棒も体にあたるように密着させ、明代は卓郎の髪の毛も抱きしめた。



「卓郎、話しようよ」

明代は卓郎に声をかけた。
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