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Kiss Again and Again
第12章 旅愁

 「高校の時になんとなく演劇部に入って その時 ひとつ年上の先輩のことを 好きになって。 その人が舞台を続けていたから 彼女のそばにいたかったし 大学になってからも続けたんだよ。 そうしたら なんとなくいい役なんかもらって その先輩と同じ夢をみて どんどんのめり込んで。 一緒に舞台にたつ高揚感と恋愛感情とで 常にエンドルフィン全放出状態」

 あぁぁ・・・ それ わかる・・・

 わたしたちがいることなんか気がついていないかのように すぐ近くで鳥の鳴き声がする。

 「同じ夢を追いかけていると思っていた彼女が 枕営業をした」

 枕営業、って・・・?

 「それで 結構いい役を もらった。 彼女 言ったんだよ。 ”誰でも やっていることでしょう?”」
 「僕の夢って なに? って思うよね、ふつう・・・ 夢って おえらいさんと寝れば 手に入るものなの?って」
 「不思議と 彼女を責める気持ちは湧いてこなかった。 ただ 夢は やめた。 恋愛も やめた」


 愛が裏切るときの苦しみは 果てしない。

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