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Kiss Again and Again
第14章 新しい扉
狭いソファの上でも 樹さんはわたしの身体を 思い通りに扱う。 片方の手で乳房を揉みしだきながら もう片側は強く吸われる。 樹さんの硬くなったものが 濡れ始めたそこを往復する。
「あぁぁ・・・ こんなこと・・・」
「やめて?」
なんて意地悪なんだろう。
「やめて、って 言って。 いや、って 言って」
「・・・やめて・・・」
「やめない」
樹さんは わたしの両脚を自分の腰に巻きつかせると ゆっくり入ってきた。
「あゆちゃん・・・ こうしたかった・・・」
一ヶ月も 連絡無しで?
最後まで埋め尽くすと
「あいたかった・・・」
「あって こうしたかった・・・」
部屋は すっかり暗くなり 樹さんの表情は よくわからない。 ただ 声には 震えるほどの想いがこめられている。
樹さんが動き始めると 身体が待ちわびていたものを 必死で手繰り寄せようとした。 捕まえたものを 強く抱きしめる。 背中に稲妻が走った。 のけ反った咽喉に 樹さんが顔を埋めた。 樹さんの背中にも震えが走った。
しばらく抱き合ったまま 満たされたお互いの身体を愛撫した。
「あっ・・・ 大変・・・」
「えっ・・・ なぁに?」
「あゆちゃん・・・ ティッシュが ない」
「あら・・・ 大変・・・ ソファを汚しちゃう・・・」
なんだか 言っていることより幸せな気分で クスクス笑い合った。
「いい? このままお風呂場まで移動するから。 絶対離れちゃあだめだよ」
「絶対?」
「うん。 絶対」
「せーのっ」
樹さんの首に両手を巻きつけ 両脚で腰にぶらさがり つながったまま お風呂場まで連れて行かれた。 結構な距離があるような気がする。