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Kiss Again and Again
第4章 デート
夜、 青木さんにSOSラインを送った。
おかあさんには 話せなかった。 もう心配させたくない。 苦しめたくない。
青木さんは 次の日 お茶しよう、と返信してくれた。
多分、立花先輩とのデートの件は 知っているはずだ。 きっと わたしの恐怖を察しているはずだ。 誰かが 知っていてくれる、というだけでも 心が楽になった。
青木さんが いてくれて よかった。
「立花先輩 派手に誘ったんだって?」
大学から 程よく離れたカフェで アイスカフェラテをテーブルに置くと 明るく青木さんは切り出してくれた。
こんな風にしてくれると モジモジしなくてすむ。 青木さんは 本当に優しい。
「はい。 サークルで。 結構な人がいる前で」
「それじゃあ 愛美ちゃん 断れないよねぇ」
あ・・・ そーゆーことか。
「確かに 初めは イヤで。 なんか 行きたくなくて・・・」
「でも 段々 楽しくなって・・・」
「ご飯まで 食べちゃって。 立花先輩は 優しいし・・・」
「でも 無理みたい・・・」