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マリアは里奈のセーラー服に手をかけた。
第1章 1
ともあれ意識の芽生えとともに、俺の脳は「前世」というものを思いだし―――。
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***
どうやら異世界で魔王を倒したものの勇者パーティーからはぐれてしまった挙げ句に魔獣に襲われ、仲間も全て殺されてしまった挙句に自らも命を落としてしまい……生まれ変わったら魔法使いになってました、なんて話は誰が信じるというのか。
いや、普通なら信じられなくてもおかしくはない。
だがしかし……。
「……まほうつかいさん?」まだ舌足らずな口調で、彼女は問う。彼女の視線は、目の前に居る男……否、女に向けられている。彼女より二回りほど大きい体躯のその人物は、その顔の造りに覚えはなかったけれど。
その、声音、眼差し、そして名前で理解したのだ。
「ああ、君だけの……最高の、大魔法つかいになる為のお手伝いをしようじゃないか」
「わたしの、まほうが、せかいいち……ですか?」……ああ、この世界には魔力がないからね。君の魔法がどれほど素晴らしいかを、これから教えてあげるから。
「よろしく、おねがいします」と、少女は頭を垂れた。
ああ全く君は本当に良い子だよ!!!!!と内心悶絶しながらも表向きには平静さを装ってみせようと思った結果がアレである。
***……そうして私は、この世界で二度目の人生を過ごしていく事になったわけであるのだが。なんという事だろう……私と彼女が出会った場所というのはスラム街の路地裏であったと言う事が最大の問題なのだ。
まず最初に確認すべき事があると思うだろう?そうだよねそう思うよ私もさ!でも聞かないでほしい切実に頼むマジで!!!!!だってさ、考えてみたら私の外見というか肉体年齢は推定8歳ぐらいなんだぜ!?そんなガキが何の理由も無くこんな場所に来る訳が無いだろう?しかもそんな幼い子が一人でさ!……ええと、どこから説明するべきだろうか。
私が転生したのはどうやら、地球という惑星の日本国と呼ばれる国の地方都市だというのが分かっている。何故そんなものが分かるかと言えば簡単な事で私には前世の日本という国で生きていた時の知識があったからであり。そしてその知識によると私が死んだ場所はどう見ても東京都23区内の某駅近くの路上だ。
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