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スワッピング入門+(続)+(3)妻が見知らぬ男に犯される時
第32章 惨劇
4両編成の電車が止まると、人気のなかったホームに制服の群れがドアからあふれ出してきた。
まもなく到着した特急列車は数分停車した後、階段を昇る高校生達の姿が消える頃、ユックリと走り出した。
それが、東京へ帰る映見が乗車する筈の電車だった。
改札を出た数人のグループが、ロータリーの前にあるトイレの脇を通り過ぎた。
コンクリート打放しの外観はドアやサインもパステルカラーで鮮やかに彩られ、トイレのイメージを超えたオシャレなデザインになっていた。
人影が途絶えると、ロータリーは再び静寂に包まれた。
そこには、扉越しにかすかに聞こえる曇った声に、気づく者は誰も残ってはいなかった。
まもなく到着した特急列車は数分停車した後、階段を昇る高校生達の姿が消える頃、ユックリと走り出した。
それが、東京へ帰る映見が乗車する筈の電車だった。
改札を出た数人のグループが、ロータリーの前にあるトイレの脇を通り過ぎた。
コンクリート打放しの外観はドアやサインもパステルカラーで鮮やかに彩られ、トイレのイメージを超えたオシャレなデザインになっていた。
人影が途絶えると、ロータリーは再び静寂に包まれた。
そこには、扉越しにかすかに聞こえる曇った声に、気づく者は誰も残ってはいなかった。