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スワッピング入門+(続)+(3)妻が見知らぬ男に犯される時
第41章 自己紹介(第三部)
「新藤・・・桜と申します・・・。今年で・・・30の大台に乗ります・・・。」

俯き加減の口元から、透き通った声が聞こえた。

その瞬間、僕の胸がドクンと音をたてた。

清楚な顔立ちが身に着けている和服と相まって、印象を際立たせていた。

「いやぁー・・・やられたなぁ・・・そらちゃん?」

金髪で白い縁取りのサングラスをかけたヤンキー風の男が、陽気に言った。

「本当・・・格好いいっ・・・。」

同じく茶髪の女性が黄色い声で合わせる。

こちらは、薄い赤みがかったグレーの縦ストライプのスカートを、赤い縁取りした白いシャツにエプロンのように掛け合わせている。

シャツの胸元は赤いリボンでボタン止められて、一見、風俗嬢に見えそうなのだが、コケティッシュな顔立ちと愛らしい瞳が魅力的に感じた。

いわゆる、可愛い女の子タイプだ。

映見と違った魅力は、僕の胸をときめかすには十分だった。

「そん・・な・・・。」

二人の誉め言葉が意外だったのか、桜さんは上気した頬に両手を添えた。

「ごめんなさい・・・やっぱり、場違いだったかしら・・・?」

不安そうな声で、隣の御主人に聞いている。

「いやいや、本当に御似合いですよ・・・。」

藤本さんがタイムリーにフォローする。

「新藤さんは華道の先生で、和服は着慣れてらっしゃるのです。以前、その話を伺って、私がぜひ、次回は着てきてくださいとリクエストしたんですよ・・・。」

「なるほどぉ・・・スッゲー、いいっすよ。ナイス、藤本さんっす・・・。」

かおりさんが、クスっと笑った。
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