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スワッピング入門+(続)+(3)妻が見知らぬ男に犯される時
第44章 扉の向こう側へ(映見の回想)
かおりさん達が裕君を連れてコテージを出ていくと、静けさが部屋の中を支配した。

あの秋生さんでさえ、はしゃぐことができずに黙り込んでいる。

1対3で私を犯すことは、レイプするのに等しい。

多分、これから始まる隠微なシーンを想像するだけで、興奮が沸き上がっているのだろう。

私と同じように。

只、少し違うのは私にとって、レイプされるのは初めてではないこと。

藤本夫妻に懺悔した通り、私はレイプされながら感じてしまう淫乱な女なのだ。

夫である裕君を裏切った罪悪感は重くのしかかり、私を押しつぶそうとしていた。

それを、藤本さん達二人は救ってくれたのだ。

「上書きしましょう・・・。」

単純でシンプルな表現であることが、かえって、私を安心させてくれた。

「結局、過去を変えることはできない・・・だから・・・。」

トツトツとした口調で言葉をつなげていく。

「もっと過激な・・・くだらないレイプなど、忘れてしまうほどの体験をするのです。」

藤本さんはそう、提案してくれた。

それが、今回の「歓迎会」なのだ。

何も知らない裕君は私を気遣って、反対しそうになっていた。

でも、私にとってこの機会を逃すと一生、トラウマを残すことになる。

藤本さんの言う通り、私をメチャクチャにしてもらい、忌まわしい記憶を上書きで消去するのが一番だと思う。

裕君にはだますみたいで悪いと思ったけど、藤本さんの説得で何とか実行することになった。
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