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スワッピング入門+(続)+(3)妻が見知らぬ男に犯される時
第11章 裏切り
(わ、わた・・・・し・・・・・?)

キスしている。

夫以外の男と。

うっすら目を開けると見知らぬ顔がいた。

裕君ではない中年の男。

(ああ・・・・そ、そんな・・・・。)

その事実が心に火を付ける。

「んんふっ・・・・・んぐぅ・・・・。」

私の舌はまるで当然の如く相手の口に飲み込まれていった。

ケダモノの味がする。

一瞬、裕君の顔が見えた。

愕然とした表情はショックの大きさを物語っていた。

(裕・・・君・・・・・。)

夫が見ている。

(なのに、私・・・・わた、し・・・・。)

キス、している。

(ああ・・・・いやらしい・・・・。)

頭の隅で何かが弾けた。

いたぶられ抑圧された続けた私の理性が崩壊した瞬間だった。

(わたし・・・・わた・・・し・・・・。)

自分から求めていったんです。

閉じたまぶたに焼き付いた、夫の残像に見せつけるように。

(欲しいっ・・・・・ほし・・い・・・・。)

「あふぅ・・・・・んんふぅ・・・・んんんっ・・・。」

熱い息を吐きながら舌を絡ませていく。

「おお・・・・・おく・・・さ・・・・。」

目を大きく開いた男は、戸惑いながらも逞しい腕で更に強く抱き寄せてくれた。

(嬉しいっ・・・。)

「あふっ・・・・・んんんっ・・・あむぅ・・・・。」

激しい息遣いで唇を重ねる二人。

「え・・・・えみ・・・・。」

夫の声が聞こえる。

(いい気味・・・・・いい気味よ・・・・・。)

私は心の中で繰り返しながら禁断の果実を貪っていた。

右手に握った熱いコックは決して放しはしない。

(放すものか・・・・。)

指の中でビクンビクンと痙攣している。

熱い感触が愛おしい。

そう、私は決めたの・・・。

この男を愛そう。

夫を奪った憎い女から奪い返してやる。

夫に、女に対する復讐が今、始まったんです。
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