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スワッピング入門+(続)+(3)妻が見知らぬ男に犯される時
第94章 別れ
「みんな・・・大好き・・・。」

映見も僕に抱かれた女達を、不思議な気持ちで見つめていることだろう。

僕達夫婦はスワッピングを通して、かけがえのない友人を得たのだ。

それこそ、心身ともに共有した友なのだ。

「でも・・・裕君が一番好き。」

嬉しそうに見上げる妻が愛おしくて、僕はキスしたくなった。

映見も同じだったのか、両目を閉じ少しあごを上げた。

二人の顔が近づいた時、かおりさんの声が聞こえた。

「あらあら・・・熱いわねぇ・・・。」

からかうような口調で、顔を綻ばせている。

眩しそうに海を見つめる瞳は光を反射させ、アップにしていた髪をおろした姿は何歳も若返ったようで僕の胸もときめいた。

この人と僕は激しいセックスをしたんだと、今更ながら興奮している。

「その様子だと、済ませてきたようね・・・。」

映見を挟むように隣に座ると、いたずらな目で聞いてくる。

「えっ・・・・?」

僕が戸惑いの声を出すと、嬉しそうに言葉を繋いだ。

「朝の・・・セッ・・ク・・・ス・・・。」

僕と映見は顔を見合わすと同時に、頬を赤く染めた。

「フフフッ・・・・。」

図星だったことに、かおりさんは笑い声をあげた。

「恥ずかしがることないわよ・・・だってぇ・・・。」

見上げる視線の先に藤本さんが立っていた。
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