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スワッピング入門+(続)+(3)妻が見知らぬ男に犯される時
第120章 最後の絶頂2
「さくらっ・・・さくらっ・・・。」

向かい側から聞こえる夫の声が、重なっていく。

「ああっ・・・裕君っ・・・いいっ・・・凄く、いいっー・・・・。」

桜さんの表情が、クシャクシャに歪む。

さっき私が出した声を、なぞるように同じ反応をしている。

それは当たり前のことかもしれない。

夫を、妻を交換しながら向かい合って交わっているのだから。

最後の夫婦交換に興奮しないわけはないのだ。

【あうぅー・・・。】

そらちゃんと、かおりさんが同時に声を出した。

互いのパートナーを見つめながら交わる興奮は同じなのだろう。

藤本さんもアキ君も、夫と同様、激しい腰使いで突き上げている。

彼等とはもうセックスはしない。

そう考えると、少し寂しい気がした。

私は切ない気持ちを振り切りたくて、後ろを向いた。

そして、愛おしい最後の男に向けて、甘い声を投げかけた。

「ねぇ・・・もっと・・・はげしく・・・してぇ・・・。」

私のオネダリに、黒縁眼鏡のレンズの奥の目が光った気がした。


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