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明日奈
第1章 セーラー服上着とスカートを履いて完成した。
「ふ~ん、どうせ昨日のゲームのやり過ぎなんでしょ」
「うぐ」明日奈の言葉を聞いて一瞬怯んだが「あ、でもちゃんとご飯も食べたぞ!」と言って立ち上がる
「そうなの?偉いわね。あ、直枝さんおはようございます」
直枝はにこやかに応えた「どうしました?」
「え、ええと……今日の予定を伺っておこうかと思いまして」「ああ。えぇ、10時から病院にいきます、11時には向こうについていないといけないので……その、朝食を食べてから出発しようかと思います」「わかりました。それじゃ準備しておいてくださいね」
二人は揃ってリビングを出た。明日奈は一度自分の部屋に帰り制服に着替えようとしたがやめた。今は夏休みなのだから普段着のほうがいいかと思ったのだ。鞄を取りだし必要なものを詰め込んでいく、その途中。ベッドの横にある写真立ての中で笑っている自分を見つめた そこには小学校時代の友人と肩を組みながら満面の笑みを見せる明日奈が映っていた その横では同じように屈託なく笑う男の子。名前は結城明日奈、彼女の幼なじみであり生涯のパートナーだ。明日奈は今から十年前のことを思い出していた…… ~~
八年前 夏の終わり、明日奈はある決心をして自宅マンションの部屋で両親と向かい合っている。その両隣の祖父母も緊張の面持ちで座っている。その視線の先はテーブルに広げられた大きな用紙にあった。明日奈はその紙を見ながら言った
「あたしね。この家から転校したいの」と すると母親は一瞬息を飲んだ。そして次の瞬間、まるで親の仇を睨むかのような視線が返ってきた。父親は何も言わずに黙々と茶を口に運んでいる。祖母が静かに「明日奈」と話しかける。明日奈は真っ直ぐに顔を上げ視線をそらさなかった
「どうして……なぜそんなことを言うの?明日奈あなたはここの生活が気に入っているでしょう? なぜ出て行きたいと思うの?お父さんとお母さんが嫌いになったの? それとも……」と最後は泣き出しそうな顔になる
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