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明日奈
第1章 セーラー服上着とスカートを履いて完成した。
サラマンダーズの集団に向かって歩きながらリーフは言った。
リ「まったく無粋な人達ね。私たちがどこで何をしようが自由でしょう?それともあなたたちには他人様の楽しみを阻害する権利があるとでも思っているのかしら」
するとサラマンダーのリーダーが答えた。
炎虎
「はっ。どうだかな。他人の楽しみを妨害するような輩は、己もまた愉快な人間になれまいと思うだけだな」
明日奈は少し困った顔をして言った。
風狐
「あのねえ、あなた達はどう見てもファンタジー系のMMOやってなさそうな顔に見えるけど、ここは剣と魔法で戦いあうSRPGの世界だよ」
するとサラマンダーリーダーがまた答えた。
炎熊「ああ知っている。ここは我らの庭だからな。俺は炎狼、サラマンダ-の長をしている。そしてこっちの巨乳の女戦士は焔、こちらは俺の義弟にあたるな。そして隣にいるチビ助は水滸、俺と義姉さんの子分みたいになっている」
明日奈の頭の中で疑問が渦巻く、なぜ自分の自己紹介から話が始まっているのだろうか、どうして私の事を名前で呼ぶのだろう、そもそもサラマンダーなのにシルフの領地に堂々と入って来てよかったのだろうか――などと色々考えていると 風蛇「ボクの事も忘れないで欲しいネ」
と言って背後の樹上に立つ水妖の長が現れた。明日奈には、なぜかこの人魚族アバターの姿は妙に扇情的に見えてしまった。
「私は風魔、君らの言うところの風の民だよ、私達の国は南の海の海底にあってこのシルフ領とは縁遠い存在だけどヨロシク」
明日奈は慌てて背筋を正すと、腰に右手を当て、左手を胸に添えると優雅にお辞儀した。その姿にサラマンダー達が「おおっ」と感嘆の声を上げる。
(しまったぁ!つい、昔のクセが出ちゃった)
そう、結城明日奈は子供の頃から習っていたバレエの影響で、無意識のうちに姿勢や所作が洗練されているのだ。それを現実世界でも時折発揮してしまい『育ちがいい』『上品』などと言われがちである。だがここは仮想世界、明日奈は意識しながら体を元に戻し言った。
「シルフの領主代理を務めているレプラコーンのリーフです。今日は私のために集まってくれて、本当にありがとう。感謝しています」
言い終わった途端、周囲からは拍手が鳴り響き、再び口笛や歓声が上がる。
(わ、なんかすごい)
明日奈は照れくさくて真っ赤になってしまった。
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