この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
天使のいたずら―ママとマキちゃんの●●な体験―
第5章 いたずら
「いけないっ・・・もうこんな時間。」
ママは時計を見て言いました。
ハンドバックを抱えると、慌しく玄関に向かいました。
「じゃあ、ママは出かけてきますから。」
追いかけてくるマキちゃんに言葉を投げながら、靴を履いています。
「文雄おじさんの言う事を聞いていい子でいるんですよ。」
「うん、ママ。」
大きな声で返事をした娘のおでこにキスをすると、ママは出て行きました。
「大変、遅れちゃうわ。」
ヒールの音を高々と上げながらマンションのホールを出ると、男の声が呼び止めました。
「美香さんっ・・・。」
「あっ・・・お義兄さん。」
香水のいい匂いが鼻先をかすめると、文雄おじさんの胸はざわめきました。
ツーピーススーツをまとった美香ママが、とても綺麗に見えたからです。
「ちょっと、遅くなったかな?」
おじさんは照れ隠しに笑みを浮かべました。
でもそれを無視するかのように、ママは早口にしゃべりました。
「いいんです、いつもスミマセン。ごめんなんさいっ・・・急いでいるので出かけますけどマキの事をお願いします。あと、冷蔵庫に冷たい飲み物がありますので・・・・・。」
そして足早に去っていきました。
「ちぇっ・・・・。」
ママの姿が見えなくなると文雄おじさんは唾を吐きました。
「何でぇ・・・あれが義兄に対する態度かよ・・・まるで・・・・。」
召使のようだ、と思いました。
「人が暇だから子守に来てやってるのに、本当・・・ふざけてるぜ。」
ポケットからタバコを取り出して吸おうとしましたが、空でした。
「チキショウメ・・・・。」
急にムカムカと怒りがこみ上げてきました。
「しょうがねぇ・・・買ってくるか。あの家に置いてある筈、ねえもんな・・・。」
マンションを出て歩きながら、ママの姿を思い出していました。
(ゾクッとするような・・・。)
いい女だと思いました。
少し茶色に染めた長い髪は肩先を遊び、白いうなじをちらつかせていました。
潤んだ大きな瞳が何とも言えず色香を漂わせて、見つめていました。
ママは時計を見て言いました。
ハンドバックを抱えると、慌しく玄関に向かいました。
「じゃあ、ママは出かけてきますから。」
追いかけてくるマキちゃんに言葉を投げながら、靴を履いています。
「文雄おじさんの言う事を聞いていい子でいるんですよ。」
「うん、ママ。」
大きな声で返事をした娘のおでこにキスをすると、ママは出て行きました。
「大変、遅れちゃうわ。」
ヒールの音を高々と上げながらマンションのホールを出ると、男の声が呼び止めました。
「美香さんっ・・・。」
「あっ・・・お義兄さん。」
香水のいい匂いが鼻先をかすめると、文雄おじさんの胸はざわめきました。
ツーピーススーツをまとった美香ママが、とても綺麗に見えたからです。
「ちょっと、遅くなったかな?」
おじさんは照れ隠しに笑みを浮かべました。
でもそれを無視するかのように、ママは早口にしゃべりました。
「いいんです、いつもスミマセン。ごめんなんさいっ・・・急いでいるので出かけますけどマキの事をお願いします。あと、冷蔵庫に冷たい飲み物がありますので・・・・・。」
そして足早に去っていきました。
「ちぇっ・・・・。」
ママの姿が見えなくなると文雄おじさんは唾を吐きました。
「何でぇ・・・あれが義兄に対する態度かよ・・・まるで・・・・。」
召使のようだ、と思いました。
「人が暇だから子守に来てやってるのに、本当・・・ふざけてるぜ。」
ポケットからタバコを取り出して吸おうとしましたが、空でした。
「チキショウメ・・・・。」
急にムカムカと怒りがこみ上げてきました。
「しょうがねぇ・・・買ってくるか。あの家に置いてある筈、ねえもんな・・・。」
マンションを出て歩きながら、ママの姿を思い出していました。
(ゾクッとするような・・・。)
いい女だと思いました。
少し茶色に染めた長い髪は肩先を遊び、白いうなじをちらつかせていました。
潤んだ大きな瞳が何とも言えず色香を漂わせて、見つめていました。