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天使のいたずら―ママとマキちゃんの●●な体験―
第12章 倒錯
(だとしたら・・・。)

大変な事をしでかしたのかもしれません。

もう二度とこの家には来る事が出来なくなってしまうのです。

ママが自分を見る目つきは、いつにもまして嫌悪感が現れています。

泣きたくなるような気持ちで、ママの罵声を聞いていました。

すると・・・。

「マッタク・・・・何を考えているんですか・・・だから・・・・。」

不意に美香ママの様子が変わりました。

険しかった表情が、妙に穏やかになっていくではありませんか。

きつく眉間に寄った皺は消え、大きな両目が潤みがちに丸みを取り戻したのです。

顔を赤く上気させたかと思うと、急にモジモジしだしています。

(な、何・・・・・?)

身体中から、力が抜けていくのです。

(い、いやぁ・・・・。)

ペタンと、内股にうずくまってしまいました。

(ど、どうしちゃったの・・・・・・・?)

ママは自分の変化に愕然としています。

怒りと嫌悪感が嘘のように消え、何かむず痒い感覚がこみ上げてくるのです。

(わ、わたし・・・へん・・・・変な・・・・気持ち・・・・。)

ベルの魔法のせいでした。

いつの間にか、ママの肩先に座り光の粉を振り掛けているのです。

勿論、その姿は二人には見えていません。

文雄おじさんとマキちゃんのセックスで自分も昇天した天使のベルは、先に目覚めました。

その時、リビングはマキちゃんのヴァージンの鮮血で赤く染まっていたのです。

魔法で綺麗にしたベルは二人が眠っている間に、マキちゃんをベッドに運んだのでした。

(ああ、でも凄く気持ちよかったなぁ・・・。)

味をしめた天使はママにもマキちゃんと同じ快楽を与えてあげようと、再び魔法を使ったのです。

ママの心の中に充満する文雄おじさんへの憎しみや嫌悪感を取り除き、代わりに心の奥底にしまい込んでいた情欲の本能を呼び覚ましたのです。
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