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天使のいたずら―ママとマキちゃんの●●な体験―
第15章 懺悔
「どうして・・・・?」

何度この言葉を呟いた事でしょうか。

どうして、拒めなかったのでしょう。

どうして、逃げなかったのでしょう。

どうして、感じてしまったのでしょう。

「わ、わからない・・・・。」

フラフラとさ迷うようにママは、マキちゃんの部屋に行きました。

スヤスヤと眠る娘の隣に、そっと横たわりました。

時々、添い寝をするベッドは大人用で、二人で寝ても広いぐらいです。

「マキちゃん・・・・。」

優しく髪を撫でながら呟いています。

「ママね・・・・・・。」

あどけない表情は、汚れを知らぬ天使のようです。

美香ママの胸がシクシク痛みます。

「しちゃったの・・・・・。」

泣き腫らした目は再び涙が滲むのか、潤んだ瞳から光が散乱しています。

「文雄おじさんと・・・・セックス・・・しちゃったの・・・・。」

まるで娘に懺悔するかの如く、ママは呟くのでした。

マキちゃんはグッスリ眠っていて、何も聞こえないようです。

でも、ママは知らないのです。

マキちゃんも文雄おじさんとセックスをした事を。

全てはマキちゃんの耳元で眠っている、天使ベルの魔法のシワザだという事も。

その姿はママには見えていないのです。

清楚で上品なママが、まるでメス犬のように痴態を演じてしまいました。

それはママの心の奥底に潜んでいた微かな本能を、ベルが増幅させたからなのです。

獣のように犯されたい。

最近漠然と思っていたイメージが、何倍にも何十倍にも膨らんでママを狂わせてしまったのです。

ママが決して表には出さなかった感情をベルは敏感に嗅ぎ取り、それがママ自身を幸せにする事だと勘違いしたのでした。

只、あながち嘘ではなかったのかもしれません。

「そう・・・・あの時・・・・。」

ママはもう否定する事をあきらめていました。

「わたし・・・・待っていた・・・・・。」

ママは自分に向かってつぶやきました。

脳裏に、隠微なシーンが蘇ってきます。
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