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第5章 条件

元ＡＶ監督としての血が、激しく騒いでいた。

本物の女子高生と女教師を犯す。

しかも、極上の美女達なのである。

こんなリアルで興奮するシチュエーションがあるだろうか。

このチャンスを逃してなるものか。

（只、犯すだけなんてつまらねぇ・・・・。）

今まで撮った全てのＡＶビデオの脚本が、頭を駆け巡っていた。

（この上品そうな先生を始め、おじょうちゃん達を・・・・。）

メス犬のように調教してやる。

田島はそう、考えたのである。

（自分から欲しいと言わせるんだ・・・・ヴァージンだろうが容赦しねぇ・・・。）

「大丈夫、直ぐにお帰えししますよ。」

自分の気持ちを悟られぬよう、優しい口調で言った。

「ほ、本当ですか？」
藁をもすがるように、響子は声を出した。

「ああ、本当さ・・・約束するよ・・・・。」

だが狡猾に笑みを浮かべる男に希望はむなしくしぼんでいく。

嘘なのは明白だ。

指名手配される男の約束等、信用出来る筈もない。

しかし実弾を発射された恐怖は、響子の心を縛り付けていた。

（言う事を聞かないと本当に殺される・・・・。）

自分だけならいいが、可愛い生徒達まで惨殺されてはならない。

響子は歯を食いしばって屈辱に耐えようと、決心するのだった。