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僕の叔母さんは美熟女~教えてあげるね~
第12章 ロストチェリー

怒り心頭だった文恵だったが、
一歩部屋に足を踏み入れると相好が崩れた。
「まあ!素敵なお部屋♪」
部屋はリニューアルしたのだろう。
外観は古びた旅館だったが
畳も壁も真新しくて、とても落ち着いた雰囲気だった。

「見て健一、露天風呂よ」
部屋の屋外に天然温泉のかけ流しの露天風呂が湯気をもうもうと立てていた。

荷物を置いて、早速お風呂に入ろうかという時に
部屋のドアがノックされた。
「はい、どうぞ」
入室を許可すると、先ほどの受付けをしてくれた仲居さんが
「先ほどは大変失礼いたしました
お詫びのしるしと言いますか、
良ければこちらの浴衣をお使いくださいませ」と
ピンクの色浴衣を無料で貸し出してくれた。

「まあ!綺麗なピンク色だわ」
色浴衣に袖を通した文恵は、ますます相好を崩して満面の笑顔になった。
『さすがに老舗だなあ…女の扱いに慣れてるよ』
健一はひそかに感心した。

「今夜はこれを着て健一を悩殺してあげるわね」
下着姿になると色浴衣を羽織り
クルリと回りながら文恵は子供のようにはしゃいだ。

健一は浴衣姿よりも一刻も早く文恵の裸が見たかったので
「せっかくなんだからひと風呂浴びようよ」と
さっさと服を脱いだ。
「もう!せっかちなんだから!」
そう言う文恵も、せっかく羽織った浴衣を脱ぎ捨てた。

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