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僕の叔母さんは美熟女~教えてあげるね~
第12章 ロストチェリー

健一と文恵が買い物をしているのを
ちょうどお食事処から出てきた昇と真美が気づいた。
「あいつ、家の用事とかでミニマムとのデートをキャンセルしたくせに温泉旅行だったのかよ」
文句を言ってやると近寄ろうとする昇を真美が止めさせた。

「待って…様子が変だわ」
あの女性は誰かしら?
昇に聞いてみると「ああ、下宿先の叔母さんだよ」
と教えてくれた。
「俺も一度しか会ったことがないけど、うん、間違いない。あの叔母さんだよ」と言った。

「じゃあ、叔母さんを交えて家族旅行なのかしら?
」それにしては様子が変だ。
まるで二人は叔母と甥っ子ではなく…なんと言うか…
「あ~あ、手なんか繋いじゃって、
あれじゃあまるで恋人同士じゃねえか」
昇の言葉に真美も頷いた。
そう、さっきから感じている違和感は
まるで恋人同士の温泉旅行そのものだった。

昇たちが陰から見ているとも知らずに
健一は童貞を捨てて男になったことで有頂天だった。
おみやげを選んでいるフリをして
人の気配がなくなると
さりげなく文恵の尻を撫でた。
「もう!健一ったらぁ~」
怒っているフリをしているが叔母さんも満更ではないようだ。

『まさかとは思うけど…
あの二人、デキてるんじゃないかしら?
ううん、まさかね…だって若く見えるけど、
あの叔母さん、けっこうな年上よね』
真美が感じたことも昇も感づいているようだった。

「なあ真美…まさかとは思うけど…
あの二人ってデキてるんじゃないよな?」

「やっぱりそう感じた?
でも、年齢差が…
多分、私たちの取り越し苦労よ
仲の良い甥っ子と叔母さんってよくいるもの」

そうかなあ…まあ、帰ったら問い詰めてやるさと
昇の意識はすでに夜の営みの事で頭がいっぱいになっていた。

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