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僕の叔母さんは美熟女~教えてあげるね~
第13章 聡子
二人を乗せた車は
来たときとは別のルートを走っていた。
海辺に向かうときは海岸沿いを快調に飛ばしたのに
帰りは、どんどんと山に向かって走った。
「何だか街灯もなくて寂しい道ですね」
聡子は吉崎が道に迷っているのではないかと心配した。
だが今やカーナビという文明の利器がある。
道に迷っているのなら目的地を入力すればよいだけだ。
だけど吉崎は、この道を熟知しているかのように
カーナビには見向きもしない。
「この道で間違いないんですか?」
聡子は少し不安になってきた。
饒舌な吉崎が、先ほどから一言も発しないのだから
なおさらだった。
しばらくしてから
「大丈夫、この先に寄りたい場所があるんだよ」と
聡子をホッとさせる言葉を発した。
「よかった…吉崎さんが急に無口になったから
私、てっきり道に迷ったのかと思っちゃいました」
そう言うと
「あはは、心配させちゃったね
ほら、もうすぐ着くよ…あ、見えてきた」
吉崎の言葉に前方を見やると
街灯のない暗い山間に目映いばかりのネオンに飾られた建物が現れた。
『えっ?これって…』
聡子の目に「HOTEL」と書かれライトアップされた看板が目に飛び込んできた。
「寄りたいところって…まさか、冗談ですよね?」
吉崎は聡子の問いかけにニヤリと笑って
ミニスカートから覗く聡子の細い素足に手を置いた。