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僕の叔母さんは美熟女~教えてあげるね~
第14章 秘密
数分粘ってみても反応がない。
「もしかしたらさあ、
家族か親戚に事故とかあってバタバタしてるとか…」
僕はそんな予想を言ってみた。
「そんなわけないでしょ
そんな理由ならご両親が学校に一報を入れるわ」
僕の予想は弓岡に軽くあしらわれた。
今度は弓岡がチャイムを鳴らした。
「聡子、私よ。真美よ。
居るんなら返事だけでもしてちょうだい」
数分間の沈黙の後、インターホンからガチャという
応答の音がして
「真美…私もうダメかもしんない…」と
ホントに蚊の鳴くような返答があった。
「良かった…あんたの声が聞きたかったのよ
何かあったんなら私に話して…
誰にも言わないわ、私を信じて…」
また少しの沈黙があった後、
「真美だけ家に入ってきて…
健一くんだけは絶対に入って来ないで…」と
返答があった。
僕はショックだった。
僕だけは絶対に家に入れてもらえないようだ。
『なぜだ?
大きな喧嘩をした覚えもない。
そりゃあ、確かにLINEを未読スルーしたのは悪かったけど…』
「じゃあ、そう言うことなんで
私だけ聡子の話を聞いてくるわ
男子の二人はご苦労様でした」
弓岡は男二人に深々とお辞儀をすると
とっとと帰ってねとばかりにバイバイと手を振った。