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僕の叔母さんは美熟女~教えてあげるね~
第14章 秘密
僕と大下はとぼとぼと真美の家を後にした。
川原を二人で並んで歩いていると
川からの風が少し冷たくて心地よかった。
「なあ、俺にだけは本当の事を言えよ」
僕の数歩後ろを歩いていた大下が意を決したように語り掛けた。
「だから…学食で話したことが全てだよ」
嘘つけ!
大下は小走りで僕と肩を並べて歩くと
ものすごく怖い形相で僕を睨んだ。
「俺はお前となら何でも話せる親友だと思っている
だから、俺から全てを話す」
僕は大下が何を話し出すのかと、
ひたすら黙っていた。
「俺、真美とヤッた。
真美はバージンじゃなくなったし
俺は童貞を卒業した」
「えっ?マジ?!」
僕が驚くと、大下は鼻の穴を膨らませて
とても自慢気な顔をした。
「さあ、俺は白状したぞ
今度はお前の番だ」
大下に詰め寄られて
「僕も童貞じゃなくなった」と告げた。
「そうか、やっぱりミニマムとヤっちまったか
当然バージンだったんだろ?
それであいつショックで寝込んでんじゃねえのか?
お前、けっこう無理やり抱いたんじゃないか?」
大下は童貞を卒業させてくれた相手が
ミニマムこと横山聡子だと信じて疑わない。
「いや、相手は聡子じゃない…」
僕はこいつにだけは知っておいて欲しいと
全てを話すつもりになった。