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僕の叔母さんは美熟女~教えてあげるね~
第16章 終わりよければすべてよし

「おばさん、何か怒ってたみたい…」
歓迎されていない事を察して聡子は気落ちしていた。

「そんなことはないさ、それにちゃんとお付き合いは許してもらえたんだし…」
僕は聡子の腰を抱いて安心させて上げた。

「ホッとしたら眠くなっちゃった…」
目の前にはラブホテルのネオンが灯り始めた。
まるでそこに連れ込んで欲しいと言わんばかりに
聡子は僕の腕にしがみついてきた。


。。。。。。。。

ついに来るべき時が来たのね…
文恵は聡子が口にしたティーカップをゴミ箱に投げ捨てた。
『悔しいけど、これがあの子の選んだ道なのよね…』
自分と健一の恋は絶対に成就しないのだ。
それならば健一の幸せを願って身を引くのが筋だろう。
寂しいわ、また一人になってしまうのね…

明日はエステに行って南野さんに慰めてもらおうかしら。

文恵はそんなことを考えながらスマホに手を伸ばした。
そんな時だった、玄関の鍵がカチャンと解錠された。
「健一?もう帰ってきたの?」
もう夕暮れなんだからちゃんと家まで送ってあげなさいと言おうとしてドアに目をやると
ドアから入ってきたのは別れた夫の一朗太だった。
「あなた、また来たのね!
もう来ないでって言ったでしょ!」
先日、無理やり抱かれて、めちゃくちゃ逝かされてしまったので、ついに合鍵を取りあげることが出来なかったのを悔やんだ。

「文恵…」
いつもは豪快な男なのに、
なぜかしょげかえって蚊の鳴くような声で文恵の名を呼んだ。
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