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僕の叔母さんは美熟女~教えてあげるね~
第16章 終わりよければすべてよし
「あなた…一体どうしちゃったの?」
こんなに落ち込んでいる一朗太を無碍に追い返す事も出来ず、とりあえず話を聞いてあげようと部屋にあげて上げた。
「俺、作家先生に捨てられたんだよ…」
話を聞けば、けじめとしてそろそろ入籍をしたいと言ったところ「入籍?私は独身主義なの。入籍なんてしないわ。それに男はあなた一人じゃないの。他にも5人と付き合っているわ」と一朗太だけの女ではないことを知ったのだそうだ。
「俺は、あの先生に騙された!
そして一番大切だったお前を傷つけてしまった!」
一朗太の目からポロポロと涙がこぼれた。
「頼む!俺ともう一度やり直してくれ!」
そう言って一朗太は文恵に抱きついてきた。
元夫には恨み辛みが掃いて捨てるほどあったのに
こうして自分の元に帰ってきてくれたことの方が
何倍も嬉しかった。
「あなた…私、あなたが大好きなのよ!」
今度は文恵がしっかりと一朗太を抱きしめた。
年増の色気に騙されたけれど、
こうして自分のところに帰ってきてくれたことで
全てを水に流そうと思った。
「こんな俺だけど、許してくれるかい?」
「許すもなにも、私、あなたが帰ってきてくれるのをずっと待っていたわ」
文恵は自分から唇を重ねにいった。