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僕の叔母さんは美熟女~教えてあげるね~
第16章 終わりよければすべてよし
部屋に入っていきなり襲うような真似はしない。
ロマンチックに…ムードを高めて…
文恵の教えが頭に渦巻く。
「さあ、そこに座って休むといいよ」
僕は聡子をソファの近くに導いた。
「一緒に座ってくれる?」
聡子は僕の腕を離そうとはしない。
いよいよ僕を受け入れる気になって緊張しているのだろうと思った。
「甘えん坊だなあ。じゃあ、一緒に座ろうか」
腕にしがみついている聡子は
僕が座ると必然的に並んで座ることになる。
僕は、そっと聡子にキスをしようと顔を近づけた。
それをスッと顔を背けて聡子は拒んだ。
「聡子?」
「私ね…」
言いよどんでいたけど、
意を決したようにキッと前を向くと
「私、バージンじゃないの」と早口で言うと
ポロポロと涙をこぼして泣き崩れた。
『バージンじゃない?』
僕の頭の中でその言葉だけが渦巻いていた。
理由を聞こうにも「ごめんなさい」と繰り返すばかりで、まるで要領を得ない。
少し落ち着いてきたのか、
聡子は泣き止むとぽつりぽつりと話し始めた。
「私…レイプされちゃったの…」
聡子は吉崎という男の事を僕に白状した。
「聡子は、その男と合意の上じゃなかったって事だね?」
そう問うと首を千切れんばかりに縦に振った。
「じゃあ、君はバージンだよ
本当に愛のあるセックスを僕が与えてあげる」
僕は聡子を優しく抱きしめた。