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僕の叔母さんは美熟女~教えてあげるね~
第10章 スパでのアバンチュール
駅の改札口で待っていると
ひときわ大きな荷物を抱えて聡子がやってきた。
「どうしたの?
海外旅行でもする気?」
荷物の中身が興味津々で
僕は揶揄しながら尋ねた。
「男の子と違って女の子は色々と持っていかなくっちゃいけないの!
バスタオル三枚に帰りの洋服でしょ
それに下着の着替えも…」
「えっ?わざわざ行きと帰りに洋服も下着も着替える訳?」
「普通、着替えるでしょ?
さっきまで履いていたショーツをまた履けというの?
せっかくお風呂で綺麗に洗うんだから
下着だって綺麗なものを履いて帰りたいわ」
ふ~ん…
そういうものなのかな
じゃあ、履き替えた下着を僕に頂戴よ
そんな考えが喉元まで出かかったが
変態扱いされては不味いと
ぐっと呑み込んだ。
「じゃあ時間もないし
そろそろ行こうか?」
僕はあらかじめ買っておいた切符を聡子に手渡した。
「交通費なら自費で出すからいいのに」
聡子は恐縮したが、僕はデート代は男が出すものだとばかり思っていた。
電車の席に座ると
すかさず聡子が僕に寄り添ってきた。
僕の肩に頭を乗せたかったんだろうけど
聡子は体格が小さいので
僕の胸に頭を押し当てるような格好になった。
「あ…健一君の心臓の音が聞こえる…」
無邪気にそう言う聡子に比べ
僕は彼女の髪の匂いにドキドキしていた。