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凌辱のストーリー~雌犬に堕ちていく「涼子様」
第6章 合成写真
小さい頃から、いつもそうだった。
「涼子様」というあだ名も、満更嫌いではなかった。
うぬぼれでは無くどんな人にも平等に接し、正しい方向に導くのは自分の才能であり義務と考えていたのだ。
涼子もセックスに対して、全くのウブではないと思っている。
確かに男は夫の達彦しか知らなかったが、一通りの知識は持っているつもりではある。
その事についてはアメリカの方が進んでいたのだ。
しかし、クドイ程同じ文章で「マゾ」だと指摘されると、何か気になってしまう。
自分がこの写真のように、縄で縛られると感じるとでも言うのだろうか。
クスッと涼子は笑った。
そして憎悪の炎を燃やした瞳を、窓の外にむけるのだった。
「あの男」なら、下劣な何の教養もない、憎むべき醜悪な「あの男」ならば、その単純で下品な発想が出来るのだろう。
涼子は保存されている受信履歴を順に開いてみだすと、スーッと気持ちが軽くなった。
理恵からのメールが、カワイイ文章と写真で綴られていたのだ。
大きな瞳が、小さな液晶画面で見つめていた。
何故か胸が熱くなり、何かが込上げてくる気がする。
つい二時間程前に分かれたばかりだというのに、もう会いたくなっている。
理恵は子猫のように自分にまとわりつく。
心から涼子を尊敬し、心地よく自分を酔わせてくれる。
さっきも喫茶店でたわいのないお喋りを続けていたけれど、時間があっという間に過ぎてしまった。
身体が熱い。
胸の鼓動が少し早い気がする。
身体の中心がむずがゆい。
理恵と会う度に感じる。
こんな気持ちは初めてであった。
何かそう、思春期で体験する初恋のように。
結婚したせいかもしれない。
もう生涯二度と恋はしないかもしれないと思うと、何だか寂しい気がする。
勿論、夫は愛しているし不倫などする気はサラサラないのだが、このまま平凡に年老いていくのかと思うと惜しい気もするのだ。
だから、理恵には好かれたかった。
ちょっぴり妖しい気持ちになった所で、変な関係になる筈もない。
「かわいい妹」のように、いつまでも仲良く付き合っていきたいものだ。
「涼子様」というあだ名も、満更嫌いではなかった。
うぬぼれでは無くどんな人にも平等に接し、正しい方向に導くのは自分の才能であり義務と考えていたのだ。
涼子もセックスに対して、全くのウブではないと思っている。
確かに男は夫の達彦しか知らなかったが、一通りの知識は持っているつもりではある。
その事についてはアメリカの方が進んでいたのだ。
しかし、クドイ程同じ文章で「マゾ」だと指摘されると、何か気になってしまう。
自分がこの写真のように、縄で縛られると感じるとでも言うのだろうか。
クスッと涼子は笑った。
そして憎悪の炎を燃やした瞳を、窓の外にむけるのだった。
「あの男」なら、下劣な何の教養もない、憎むべき醜悪な「あの男」ならば、その単純で下品な発想が出来るのだろう。
涼子は保存されている受信履歴を順に開いてみだすと、スーッと気持ちが軽くなった。
理恵からのメールが、カワイイ文章と写真で綴られていたのだ。
大きな瞳が、小さな液晶画面で見つめていた。
何故か胸が熱くなり、何かが込上げてくる気がする。
つい二時間程前に分かれたばかりだというのに、もう会いたくなっている。
理恵は子猫のように自分にまとわりつく。
心から涼子を尊敬し、心地よく自分を酔わせてくれる。
さっきも喫茶店でたわいのないお喋りを続けていたけれど、時間があっという間に過ぎてしまった。
身体が熱い。
胸の鼓動が少し早い気がする。
身体の中心がむずがゆい。
理恵と会う度に感じる。
こんな気持ちは初めてであった。
何かそう、思春期で体験する初恋のように。
結婚したせいかもしれない。
もう生涯二度と恋はしないかもしれないと思うと、何だか寂しい気がする。
勿論、夫は愛しているし不倫などする気はサラサラないのだが、このまま平凡に年老いていくのかと思うと惜しい気もするのだ。
だから、理恵には好かれたかった。
ちょっぴり妖しい気持ちになった所で、変な関係になる筈もない。
「かわいい妹」のように、いつまでも仲良く付き合っていきたいものだ。