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凌辱のストーリー~雌犬に堕ちていく「涼子様」
第1章 逆光(第一部)
女神が、そこにいた。
石畳の坂道の向こうに、大きなマンションの広大な芝生庭園が広がっている。
その大きな鮮やかな緑色のキャンバスをバックに、歩道の上を白いワンピースを風になびかせた女が犬と戯れていた。
美しい。
そんな平凡な表現しか思い付かない程、田代は女を見ていた。
そう、食い入るように。
布地の白と区別がつかない程の肌は透通り、形の良い唇の色を鮮やかに写す。
瞳には大きな宝石が時折日光を反射させ、より神秘的に心に迫ってくる。
「だめよっ・・ベスッ、フフフッ・・・。」
窓越しに微かに聞こえた声が、どんな楽器の音色よりも心地良く響いた。
女神は田代に強烈な印象を植え付けたまま、坂道を駆け上がり、一瞬の風の如く消えていった。
田代はそれに気付かぬ程、一点を見つめたままハンドルを握りしめていた。
それと対照的に啓造は怒りを、日焼けした頬に更に皺を刻んでいた。
厚ぼったい唇を噛締め、小さな目の奥にどす黒い憎しみの炎を燃やしていた。
「フンッ・・・。」
だがその表情は一瞬の笑みと共に消え去り、目蓋を深く閉じてシートに背を埋めた。
「出せ・・・。」
短く告げると、太い腕を組み眠りに落ちていった。
我に返った田代は、慌ててアクセルを踏んだ。
軽いノッキングに啓造に怒鳴られないかとミラーを覗いたが、すぐに車内に響き出した大きなイビキに思わず苦笑するのだった。
そして深く息を吸い込むと、脳裏に焼付いた女神の残像が消えてしまわぬよう、静かにスピードを上げるのであった。
石畳の坂道の向こうに、大きなマンションの広大な芝生庭園が広がっている。
その大きな鮮やかな緑色のキャンバスをバックに、歩道の上を白いワンピースを風になびかせた女が犬と戯れていた。
美しい。
そんな平凡な表現しか思い付かない程、田代は女を見ていた。
そう、食い入るように。
布地の白と区別がつかない程の肌は透通り、形の良い唇の色を鮮やかに写す。
瞳には大きな宝石が時折日光を反射させ、より神秘的に心に迫ってくる。
「だめよっ・・ベスッ、フフフッ・・・。」
窓越しに微かに聞こえた声が、どんな楽器の音色よりも心地良く響いた。
女神は田代に強烈な印象を植え付けたまま、坂道を駆け上がり、一瞬の風の如く消えていった。
田代はそれに気付かぬ程、一点を見つめたままハンドルを握りしめていた。
それと対照的に啓造は怒りを、日焼けした頬に更に皺を刻んでいた。
厚ぼったい唇を噛締め、小さな目の奥にどす黒い憎しみの炎を燃やしていた。
「フンッ・・・。」
だがその表情は一瞬の笑みと共に消え去り、目蓋を深く閉じてシートに背を埋めた。
「出せ・・・。」
短く告げると、太い腕を組み眠りに落ちていった。
我に返った田代は、慌ててアクセルを踏んだ。
軽いノッキングに啓造に怒鳴られないかとミラーを覗いたが、すぐに車内に響き出した大きなイビキに思わず苦笑するのだった。
そして深く息を吸い込むと、脳裏に焼付いた女神の残像が消えてしまわぬよう、静かにスピードを上げるのであった。