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ジレンマ
第5章 新しいミッション
「部長、チェックお願いします」
「……。さすが。これなら行けるな。当日はよろしく頼む」
「ありがとうございます。お力に答えられるか分かりませんが、できる限り頑張ってきます」

明後日はそこそこ大きなプロジェクトが控えている。
それを部長直々の命令で私がメインとして動くらしい。
これが成功したら何億のお金が動く案件らしい。
しかしまぁ……なぜここまで課長に期待されているのか正直わからん。
そこまで頑張っている訳でも無いのに。

部長のチェックも終わり、とりあえずひと段落カフェオレ持って喫煙所に行くことにした。
そこには先客が居た。

「あーら、レイナさん。息抜き?」
「あぁ……佳奈。部長チェックが通ったからね。ガス抜かないと……」
「それはお疲れ様」

ため息を付きながらカフェオレを1口飲む。
ふと、スマホが震えたので見ると忘れていた名前が表示されていた。

「ご無沙汰しております。久々に会うことは出来ますか?彰」

……あの人だったらもう一度会いたい……。
不思議とそう思った。
黙りこくった私を見て佳奈が声掛けた。

「……なんかあった?」
「いや……別に?」
「ふーん?なんか嬉しそうな顔してたから」

……そんな顔してか?
そう思いながらほっぺを揉んだ。

「ふっ……冗談よ」

笑いながら言う佳奈に軽く睨んだ。
さて……。
今抱えてる案件が落ち着いたら会ってもいいかな。
それまでは会える時間が分からないし。

「ご連絡ありがとうございます。今抱えてる仕事がもうすぐ落ち着くので、それが終わってからで良ければ大丈夫ですよ。」

そう送ったら、やる気のバロメーターが上がった気がした。
ご褒美って言ったところか。
だったらこの仕事終わったら、髪の毛切って会いに行こう。
そうと決まれば気合いを入れて続きの業務に取り掛かることにした。
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