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朝の日課
第1章 通勤電車 
彼の指がスカートの裾の裏側に触れている。


一枚の布で作られたわたしのスカート。

彼が扱いやすいようにと選んだスカート。


彼が中指と親指でスカートを摘まんでいる。

ほんの少しだけ捲り上げられる。

ほんの少し…… わたしと彼しか分からないくらいに……


わたしは両脚を少し拡げる。

足を拡げた分、湿ったクロッチが冷たく感じた。


彼の中指がパンティの上からお尻に触れた。

彼の指先は舐めるように動き、パンティの縁に触れる。

彼の指先は、わたしの肌とパンティとの境目を、ゆっくりと這い回る。

布の上からの焦れた感触。

肌に直に感じる彼の熱い指先。

二つの違う感触をわたしは愉しんでいる。

でも、これでは満足できない自分がいる。


わたしは催促するようにお尻を小さく振った。


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