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朝の日課
第2章 北口改札公衆トイレ
膝辺りまでパンティを下ろして冷たい便座に座る。

わたしはパンティの内側を見た。

色が変わるほどに濡れている。

牝の匂いがわたしの鼻腔に届いた。

クロッチには射し込む日差しでてらてらと光る白い淫物がたっぷりと付いている。


……彼の指にも牝の匂いと淫物の欠片が付いているのかしら……


甘い刺激が剥き出しの淫溝を這う。


わたしはパンティを脱いで、左手で握り締める。

手の平にべっとりと淫物が拡がる。

わたしは座ったまま脚を拡げる。

淫溝が湿った音を立てた。


……まだ欲しがっているのね……


わたしは右手の指先でそっと淫溝の縁に触れる。

淫溝を囲むわたしの陰毛は濡れそぼっていた。

傘の骨から滴る雨のようだ。

わたしは焦らすように淫溝の周りの陰毛をなぞる。

なぞる指先が湿って来る。


淫豆と淫溝の奥には触れない。

この焦れる感じが、わたしの牝を刺激するからだ。


わたしの指は、彼の指。

彼ならば、きっとこう触れてくれるはず……


わたしは目を閉じ、指の動きを愉しむ。


甘い疼きがわたしの淫部を包み込んだ。

わたしは立ち上がり、水槽タンクの上に左手のパンティを置いた。

ペーパーで左手の淫物を拭う。

それから、赤い布ケースを手にした。
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