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扇情の告白④ 欲望は血よりも濃く -ある家族の秘め事-
第3章 父
一瞬、息子がこっそりアダルトビデオでも見ているのかと思いましたが、それにうわずったような声が重なります。
「う、あっ、僕も、いいっ、ああ、すごい」
それは息子の声のように思えました。
妻がいなかったのが気になりますが、何かの用事で遅くなっているのかもしれません。
もしかして、息子はその間に彼女でも連れ込んだのか?
そういうことに興味がある年頃なのは理解できますが、しかしさすがにまだ放任していい年ではないでしょう。
私は息子の部屋に進むと、意を決してドアを開けました。
瞬間、壁越しにこもっていた声が鮮明に耳に飛び込んできます。
「はぁっ、あん、気持ちいいっ。もっと、もっと突いてぇ」
「ああ、こう? こう!?」
息子は床に這った裸の女の真っ白い尻を掴んで背後から激しく腰を振っていました。
「おい! 何をしてるんだ」
私の声に、初めて息子が気がつき驚愕の表情を浮かべます。
床に這った女も顔をあげ、私の姿を見て小さくひっ、と悲鳴をあげました。
息子が背後から責め立てていたのは、私の妻でした。
「あなた……」
私は目の前で何が起きているのか、一瞬理解ができませんでした。
息子と妻も同じだったのでしょう。
2人は繋がった姿勢のまま、呆然と固まっていました。
「う、あっ、僕も、いいっ、ああ、すごい」
それは息子の声のように思えました。
妻がいなかったのが気になりますが、何かの用事で遅くなっているのかもしれません。
もしかして、息子はその間に彼女でも連れ込んだのか?
そういうことに興味がある年頃なのは理解できますが、しかしさすがにまだ放任していい年ではないでしょう。
私は息子の部屋に進むと、意を決してドアを開けました。
瞬間、壁越しにこもっていた声が鮮明に耳に飛び込んできます。
「はぁっ、あん、気持ちいいっ。もっと、もっと突いてぇ」
「ああ、こう? こう!?」
息子は床に這った裸の女の真っ白い尻を掴んで背後から激しく腰を振っていました。
「おい! 何をしてるんだ」
私の声に、初めて息子が気がつき驚愕の表情を浮かべます。
床に這った女も顔をあげ、私の姿を見て小さくひっ、と悲鳴をあげました。
息子が背後から責め立てていたのは、私の妻でした。
「あなた……」
私は目の前で何が起きているのか、一瞬理解ができませんでした。
息子と妻も同じだったのでしょう。
2人は繋がった姿勢のまま、呆然と固まっていました。