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淫らな館~メイドはお坊ちゃまに溺愛される~
第2章 坊ちゃまの幼馴染
その夜は、疲れているのに眠れなかった。

「ひぃー、一日目から酷い目に遭った。」

なのに容赦なく、仕事は舞い込んでくる。

この館の掃除。

それが私に与えられた仕事だ。


そして午前7時半。

坊ちゃまが制服姿で、階段を降りて来る。

うわー!流石は美少年。制服姿が眩しいわ。

「おはようございます。」

「おはよう……」

良く見ると、坊ちゃまの目の下に大きなクマが。

いや、私のせいじゃない。

私は、掃除を再開した。


その時だ。

「坊ちゃま。琴子お嬢様がお迎えに来ています。」

「琴子が?」

ん?琴子って誰だ?

顔を上げた瞬間、坊ちゃまとばっちり目が合った。

坊ちゃま、ニヤリとしている。
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